よくあるご質問
お仏壇に関するQ&A
仏壇は、故人や祖先を追悼し、敬う場所です。また、日常的なお参りの場としても利用されます。
ご本尊様、お位牌、仏具、が一般的です。また、故人の写真や思いでの遺品を置かれることもあります。
仏間等があればそこに安置します。お仏壇は木製品ですので直射日光が当たらず、風通しの良いところが好ましいです。
基本的には、毛払い等でホコリを払う程度で問題ありません。どうしても汚れが気になる場合には、固く絞ったフキンで汚れを拭き取った後、から拭き等でしっかりと水分を取ってください。お仏壇は木製品になりますので水気が大敵になります。
お仏壇のサイズやデザイン、価格などを考慮し、ご家庭の家具との調和やご予算に合ったものを選ぶことが重要です。
ご飯(炊いたとき)やお水を出来れば毎日お供えし、お土産等でいただいたお菓子等があれば都度都度お供えしましょう。
また、故人様が生前好んで食べていた物や飲み物をお供えする方もいます。
一般的には週に一度程度が推奨されますが、汚れや埃が気になる場合は随時行うと良いです。
仏壇を置く場所の広さや、家庭の仏教の宗派によって異なる場合があるため、専門店で相談するのが良いです。
一般的には菊や蓮の花が用いられますが、宗派や地域によって異なる場合があります。
必須ではありませんが、できる限り毎日お参りすることが望ましいです。心のこもった祈りが大切です。
お寺様とのお付き合いがあれば、まずご住職にご相談していただくのが好ましいです。特にお寺様とのお付き合いが無いようでしたらお仏壇に傷がつかないように梱包し、丁寧に新居までお運び下さい。また、引っ越し業者によってはお仏壇の運搬を断る業者もありますので、予め確認しておくと良いでしょう。
宗派よりますが、必要に応じて専門家にご相談することをおすすめいたします。
お位牌に関するQ&A
お位牌とは『戒名』『没日』『没年齢』『俗名(生前のお名前)』などを記した物になります
位牌は故人を供養し、故人との精神的なつながりを保つための重要な仏具です。
一般的にお位牌は仏壇内のご本尊様からみて一段下の二段目の右側に置きます。
お位牌が仏壇内に複数本ある場合には亡くなった順に右(二段目)→左(二段目)→右(三段目)→左(三段目)の様に置いていきます。
一般的な種類には、塗り位牌、唐木位牌、回出位牌等があります。
最近では、モダンなお仏壇に合ったモダン位牌(デザイン的な)があります。
四十九日法要までに用意し、ご住職に白木位牌から本位牌に魂を移し替えていただきます。
戒名とは仏教の信仰に基づいて故人様に授けられる亡くなってからの名前になります。
通常はお寺で戒名を授けてもらいますが、戒名がない場合は俗名で位牌を作ることもあります。
回出位牌におまとめする事が出来ます。
通常は長男長女や法事を継承する方が引き継ぎますが、ご親族様のご事情もあると思いますので皆様でご相談してお決め下さい。
修理可能な範囲でしたら、仏具店等の修理を行ってくれる所にてご相談下さい。
相当な年数が経過し、修理不可能な場合は新しくお位牌を作り直す方もいらっしゃいます。
お寺での供養をし、お焚き上げするのが一般的です。
素材や大きさによって異なりますが、一般的にはお位牌代と彫り(書き)代合わせて数万円程で購入できます。
仏具に関するQ&A
仏具とは、仏壇や寺院で使用される道具の総称です。仏壇で使用される仏具には、灯立て(ろうそく立て)、線香差し、花立て、香炉、仏器、茶湯器、おりんなどがあります。
また、宗派やお仏壇のサイズの違いで必要な仏具が変わります。詳しくはご住職様や専門店などで聞いてみる事をお勧めいたします。
ご本尊様を仏壇内、最上段中央(須弥壇)に安置いたします。脇掛がございましたらご本尊様の左右に安置します。
ご本尊様を安置した段の一段下に仏器・茶湯器を置きます。その一段下の向かって左側に花立て(2個あれば左右に)を置き香炉・線香差し・灯立て・おりんを膳引きと言われる板の上に置きます。※火に関係する仏具は仏壇の外に出るように使用する(仏壇内での使用は火災の原因になる為)
上記はあくまで一例になります。お手持ちの仏具の内容や、お仏壇の棚の数等で仏具の設置場所が変わってきます。
個人的な意見にはなりますが、常日頃お使いになられる方の使い勝手の良い置き方でよろしいかと思います。
ご宗派などで本数は変わってきますが、一本または三本を火をつけてから香炉に立てます。火を消す際は、息を吹きかけるのではなく、手で扇いで消します。
また、最近ですとコンパクトな仏壇に合わせ香炉も小さい物が多くなってきています。普通サイズのお線香を立てると転倒してしまう恐れがある為、ミニ寸サイズを使用したり、普通サイズを半分に折って使用したりします。
お線香に火をつける時以外はろうそくに火を点す必要はありません。また、灯立て(ろうそく立て)も小さいサイズの物が多くなっていますので、灯立ての大きさに合わせた長さのろうそくを使用するようにしましょう。
上記でも記載いたしましたが、火に関係する仏具ですので必ず膳引きに置いて必ず仏壇の外で使用して下さい。
季節の花や故人様がお好きだったお花を生けることが一般的です。お仏壇は水気に弱いので常花をお使いになるケースも増えてきています。
香炉とは、線香や香を焚くための器です。お線香を立てる香炉は前香炉や机上香炉などと呼びます。宗派によってはお線香を寝かせる為、長香炉と呼ばれる物もございます。
供物台とは、お供物や仏具を置く机のような物になります。経机とは写経に使用したり、教本を置く机です。
今では経机との差がほとんど無くなり、同様の使い方をしている方が多くなっています。
供物台(経机)を使用する場合には、お仏壇の膳引きに置く仏具を設置したりお供物などを置いて使用したりもします。
茶湯器とは、お茶や水を供えるための器です。仏壇の前に配置し、定期的に新しいお茶や水に取り替えます。
おリン(鈴)は、仏壇でお参りの際に鳴らす金属製の道具です。清らかな音を出して、仏様への礼拝を始める合図として使われます。
昨今、コンパクトな仏壇やモダン仏壇が多くなっていますので、香炉・灯立て・花立て・仏器・茶湯器・線香差しの六点セットとおりん・ご本尊を追加した計八点のご用意で済ませる方が増えています。ただ、仏壇のサイズやご住職様からのご指示があればそれに沿った内容の仏具をご用意することが望ましいです。
仏具の種類や配置、使用方法は宗派によって異なることがあります。購入前に自分の宗派の習慣を確認すると良いです。
その他のQ&A
戸籍の死亡届出、相続手続き、保険金請求、年金の停止手続きなどがあります。具体的な手続きは役所や専門家に相談すると良いです。
故人が亡くなってから7日目に行う法要です。一般的には葬儀の当日に一緒に行われることが多いです。
四十九日法要が終わった後に行うのが一般的です。お返しの品物は日持ちするものや消耗品が多いです。
参列者や香典をいただいた方への感謝の気持ちを伝える文面を記載します。定型文を参考にし、個別のエピソードなどを加えると良いです。
親しい家族や友人のみで行う小規模な葬儀です。費用を抑え、プライバシーを守ることができます。
通夜や告別式を行わず、直接火葬を行う葬儀形式です。費用を抑えることができますが、後日にお別れの会を開くことが多いです。
生きているうちに自分自身の葬儀を行うことです。自分の希望通りに葬儀を行うことができ、家族に負担をかけないというメリットがあります。
仏教の葬儀では、読経、焼香、法話、告別式、火葬などが行われます。宗派によって若干の違いがあります。
神道の葬儀では、祭詞奏上、玉串奉奠、斎主の祓いなどが行われます。仏教とは異なる儀式が特徴です。
キリスト教の葬儀では、聖書朗読、祈り、賛美歌、牧師の説教などが行われます。告別式は教会で行われることが多いです。
宗教儀式を行わず、故人や遺族の希望に沿った自由な形式で行います。音楽やスピーチなどが取り入れられることが多いです。